北欧雑貨が好きで、特に白樺の樹皮を使ったかごなどが、以前から気になってはいたが、
他の素材のものと比べて、なんでこんなに値段が高いのだろう?
という疑問から、なかなか買うまでには至らなかった。
そんなとき、今回のワークショップに出会い、自分で作れるなら、買うよりはお得だし、良い経験になるかも。 と、思い切って参加してみたのだ。
すると、最初の工程からおおいにつまづいた!
まず白樺の皮を編める状態にするまで、ナイフで薄く均等に剥ぐのだが、これが難しい。
薄くなりすぎたり、途中で切れてしまったり、思い通りにならない素材に、軽くパニックになりかけた。(必死になるあまり、作業工程を撮影する余裕もなかった…。)
なるほど。ひとつの形になるまでに、こんな苦労があったとは。
ワークショップでは、ほとんどの下準備がされてあったが、自分で一からやるとなると、時間とお金、そしてとんでもなく労力がかかりそうだ。
それに白樺の皮を手に入れるのは、なかなか困難で、一年のうち、採れる時期も限られているとか。今ではその作業の手間から、白樺細工の後継者も減っているとのこと。
高いものには、それなりの理由があるんだなぁ…。
かわいい、かっこいい、オシャレなどの表面的な部分ではない、切実な現状に、胸が きゅぅ。っと切なくなった。
限りある貴重なもの。
出来るだけ長く、大切に使っていこう。 そんな気持ちになった体験だった。
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白樺樹皮のコーヒーフィルターケース |